Fink / Biscuits For Breakfast



日本盤が店頭に並んでましたので、こりゃちょうどいいなと
NINJA TUNE 傘下の N-TONE から発売された前作は未聴ですが、モロトリップホップな作品だったようで。


数々のアーティストのリミックスワークであったり、DJとしての活動を通して
エレクトロニックミュージックに対して可能性を感じられなくなった彼は
アコースティックな要素を求めて今回のような作品を作り出したと。


アブストラクトであったり、エレクトロニックミュージックは足し算の美学といいますか
緻密なプログラミング感覚が良かったりしますが(とは言っても個人的に苦手な作業なんですが)
この作品においては、引きの美学といいますか音の鳴りだったり、スカスカ感が個人的に良いなと感じた。


DJ KRUSH とかが言ってますが、間っていうんですかねこれが絶妙なのかなと。
手数じゃなくて、音の余韻で雰囲気を作るというか。
こういうギター一本に歌を乗せますという形になると、余計その空間作りが難しいんだろうなと。


自分なんて、曲作る時プログラミングとかめんどくさがりなんで、わりとざっくり作ることが多いんです
そうなると、自然と、間とかタイミングっていうのが激しく大切になるわけで
こういう作品聞くと、大変勉強になるというか肥やしにしてやろうと思えるし。


なんか話が流れましたが、NINJA らしくないアルバムなことは確かです。
レーベルもこうやって、時代と共に変わっていくのですねぇ。


1. Pretty Little Thing
2. Pills In My Pocket
3. You Gotta Choose
4. All Cried Out
5. Hush Now
6. Biscuits
7. So Long
8. Kamlyn
9. Sorry I'm Late
10. Money Evening Blues*
11. Get Inside